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2008.10.30

テレビドラマ「24」を見て

先日テレビドラマの「24(トウェンティーフォー)」を見ました。
テレビで放送しているのを途中から少し見ただけですが、
それについて思い出したことを書きたいと思います。
主人公の男性(この主人公の名前はバウアーで、彼はテロを取り締まる組織の刑事のようです)の恋人が、
テロリストの集団(?)に薬物による虐待を受けていました。
その虐待はバウアーたちの捜査の妨害のために行われたようです。
彼女はその虐待によって、ほとんど口がきけなくなってしまいました。
「どこで虐待を受けたのか?」と質問しても、彼女は嘘の答えしか言わないように洗脳されているようでした。

僕はこのドラマを見て、精神病院に入院中に抗躁剤(こうそうざい)を投与されたことを思い出しました。
うつ病の憂うつな状態を改善する薬の一種に、抗うつ剤というものがあります。
この抗うつ剤を短期間に大量に投与しすぎると、躁(そう)状態になることがあります。
躁状態とはうつ病とは正反対の状態です。
陽気になって、話がしたくてたまらなくなるのです。
話し出したら止まらなくなって、話の途中にしきりに冗談を言い、
話が初めに言おうとしたことからどんどん離れて行って、自分で何を言おうとしたのかを忘れてしまいます。
お酒をたくさん飲んだ時と同じ状態になります。
人がやっていることを見て、そのやり方は違うと思えば、遠慮なく指摘して相手がやり方を変えるまで話をやめません。
とても、仕事ができる状態ではありません。
躁状態の本人は自分は今非常に調子がいいのだと思い、こんなに調子がいいときに眠るのは時間がもったいないと思います。
しきりとどこかへ出かけたがりますが、バスや電車を使うのは待つ時間がもったいないと思って、車で出かけたがります。
ところが、躁状態というのは飲酒時と同じで注意力が散漫になっていて、車を運転することは非常に危険なのです。
他人に車に乗ることを止められるても聞きません。
自分は人一倍注意力がすぐれているのだし、お酒を飲んでいるわけではあるまいし、道路交通法を守って車に乗ろうとするのを何の権利があって止めるのか?と食ってかかります。

そうして、さまざまな経緯があって、結局入院させられることになりました。
入院したのは昼の12:00頃でした。
すぐに抗躁剤(こうそうざい)を大量に投与されました。
そうして、保護室(カギのかかる個室)に入れられました。
抗躁剤とは抗うつ剤とは正反対の働きをする薬です。
気持ちを落ち込ませる働きがあるのです。
その時の僕の状態は、非常な躁状態で泥酔しているようでした。
泥酔者が人を殺しても無罪になるように、ひどい躁状態の人間にも刑事責任が問えなくなるのです。
医師が抗躁剤を大量に与えたのも仕方のない処置でした。
もしも、僕がその時医師や看護師を殺しても、その責任は医師のみが負わなければならなくなるからです。
そうして、午後の2:00頃になると、ものすごく苦しくなってきました。
うつ病が発作的に悪くなって、パニックを起こしている時の苦しさでした。
看護師を呼んで、鉄格子ごしに医師を呼んでくれるように頼みましたが、断られました。
夕食後の薬から抗躁剤を抜いて欲しいと頼みましたが、
医師から指示があったので変更することはできないと言われました。
薬を変更してもらいたかったら、次の診察で医師に病状を話し、医師に判断してもらうしかないと言われ、
次の診察は明日の朝までないと言われました。
「入院中に病状が急変したのだから、しかも担当医が今病院にいるのだから今すぐ診察して欲しい。」と言いましたが、先生は今忙しいからと断られました。
結局、抗躁剤を夕食後も飲まされました。
薬の服用は看護師が厳重にチェックしています。
もし、飲むことを拒否しても、大勢の看護師に押さえつけられて注射をされるだけです。
2回目の入院だったので、それは分かっていました。
抗躁剤の投薬をやめてもらえるのなら、何でもすると思いました。
もしやめてもらえるのならば、死んでもいいと思いました。
たとえ最も苦しい殺し方をされていいと思いました。

ドラマを見ていて、もし抗躁剤を使えば、しゃべらないように洗脳するのは本当に簡単だと思いました。
もしも僕がバウアーの恋人の立場で、「言うことを聞かなければ、抗躁剤を注射する。」と脅されたらどんな命令にも従ってしまうでしょう。
指示があるかぎり、一生従い続けるでしょう。
もしも、命令を聞かなければ殺すと脅かされても、僕は聞きません。
死んだって犯罪には加担したくないと思うからです。
被害者の悲しみを思えば、そういう事は死んでもしたくないと思います。
「抗躁剤を注射する。」と脅されても、命令を聞かずに警察に保護してもらえばいいのかも知れません
でも、その保護は100%完璧なものでしょうか?
その犯罪組織が全員逮捕されるまで保護をしてもらわなければなりません。
警察は保護はしてくれるでしょう。
でも、非常に少ない確率であっても保護に失敗して、また抗躁剤による虐待を受けるかも知れません。
どんなに少ない確率であっても、もう一度あの薬を使われる可能性があるのならば、
警察には何も話したくないです。
それほど抗躁剤の効果は大きく、うつ病のパニックは恐ろしいのです。

うつ病の人は、こんなうつ病のパニックや発作的症状がいつ起こるか分からない、今にも始まるかも知れない状況にあるのです。
こういう状況にあるということ、つまり うつ病が治らないというのは、心の持ち方に問題があるのです。
「うつ病は薬だけでは治らない。心の持ち方を変えなければ治らない。」と言う精神科医は多いです。
とりあえず一時的にうつ病を治すためには、どんな心の持ち方をすればいいでしょうか?
うつ病を再発させないためにはどうすればいいでしょうか?
このようなことを、これから時間をかけて、僕の体験をもとに書いていきたいと思います。

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