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2007.11.20

僕はどうして不眠症を克服できたのか?

僕はうつ病の時、不眠症でした。
それをどうやって克服したかを、お話しましょう。
何も考えなければ眠れると人は言います。
確かにその通りです。
では、どうしたら何も考えないようにできるか?
その方法をお伝えしましょう。
考えまいと思っても考えてしまうことにはパターンがあります。
まず、そのパターンをつかむことが必要です。
僕の場合には、1番目として仕事の事があります。
2番目には友達の事があります。
3番目は恋人の事です。
4番目は(両親)の事です。
5番目は、これはめったに考えないのですが、親戚の事、学生時代の事などのその他のことです。
このように分類した後、
例えば仕事のことを考えている自分に気づいたら、「それは仕事のことだ。今は考えないようにしよう」と思って、
気づいた時点で考えるのをやめてしまうのです。
考えるのをやめようと思っても、自分でコントロールできない、どうしてもやめられない時があります。
それは、僕の場合で言うと、5つの分類のうち2つ以上を同時に考えている場合なのです。
例えば、のことを恋人に話そうとしている。
あるいは、仕事の事を友達に話そうとしている。
学生時代(その他)の事を、友達にも恋人にも分かるように工夫して話している。
このように2つ以上の分野を長時間、同時に考えてしまうと、もう途中でやめることができなくなるものです。
しかし、この2つ以上の分野を同時に考えるということは、非常に頭が疲れることです。
だから、すぐに気がつきます。
気がついたら「2つ以上の分野を混ぜて考えない。それだけは絶対やってはいけない」と思って、
すぐにその事を考えるのをやめます。

さて、次に自分が今、考えていることを、過去現在未来の3つに分類してみましょう。
眠る前に考えているのは、過去を思い出して、反省したり後悔しているか、
未来のことを心配したり、不安に思っているか、
「今日やらなければならないことはやった。
まだ、やった方が良いことはあるけど、それは明日やった方が良いんだ」と
納得して ふとんに入ったのに、
やっぱり今、考えなければならないと間違った判断をして、現在のことを考えているか、
のどれかです。
”現在ただ今”の事を言えば、眠ることが最も重要であることをしっかり心に据(す)えてください。
それが最も効率の良い疲労回復の方法であり、
それが今、一番正しいふるまいであり、
言いかえれば最高の正義の行為なのです。
うつ病にかかっている時に ふとんの中で考えてしまうのは、全て過去のことなのです。
過去のことを思い出して、自分を責め、心を苦しめているのです。
こういう時に一番大切なのは、過去のことよりも、未来のことよりも「今」なのです。
「ただ今」のことを言えば、考えるのをやめて眠ることが、最も有効な治療方法であり、
一番正しい行為であり、言いかえれば最高の正義を行うことなのです。

さて、ここで僕は、前に分類した5つの分野と過去、現在、未来の3つの分類を組み合わせます。
そうして、『それは「過去」だ。それは考えない』とか、
『それは「仕事未来」だ。考えない』とか
『それは「その他過去」。考えない』と思って、
考えることを途中でやめてしまいます。
考えが止まらなくなるのは、深く考えてしまうからです。
思いついた時点で止めてしまえば、考えが止まらなくなることはありません。

さて、次の段階に行きましょう。
何も考えないで、何もしないでいることはとても苦しいことです。
そこで、腹式呼吸をして、体の力を抜く努力をしましょう。
その方法は、06年9月10日に書きました「疲れちゃった人に東洋医学の呼吸法をお教えします」(詳しくはここをクリック)で説明しています。
僕は寝る前に体の力を抜かないと、悪い夢を見て、
翌日起きた時に、体の筋肉がバキバキに凝(こ)っていて、
それをほぐすのに大変な時間を使わなければならないことがあります。
寝る前に腹式呼吸をすると、男女を問わず寝ている間じゅう腹式呼吸が続き、
翌日、筋肉が凝らないことが分かっています。
翌日しなければならないかも知れない長時間のほぐしを、
今、短時間でできるのです。
しかも、今のリラックスは翌朝まで続き、
体の力を抜かないで眠った時の何倍も疲労がとれるのです。
これほど生産性の高い行動はありません。
今することは考えることではありません。
今することは体の力を抜くことです。
また腹式呼吸には催眠効果もあります。

未来に対する、たまらない不安が押し寄せることもあります。
そんな時は、「なんとかなる。絶対なんとかなるんだ。」と唱(とな)えましょう。
なんともならないことなんてあり得ません。
また、今夜その不安について詳しく考えたり、解決策を考えるよりも、
今夜じっくり休息して明日考える方が、良いアイデアが出るに決まっています。
そのために「今」やることは、体の力を抜くことなのです。

さて、最後に「無理に寝入ろうとしない」ことについてお話ししたいと思います。
これは僕がうつ病のリハビリで教えられたことです。
その話によると、横になって目を閉じて何も考えないだけで、
脳は睡眠時と同じくらい休まるそうです。
だから、寝入らなくても、この状態を8時間も続ければ、
脳の休息はほぼ充分なのです。
あとは翌日に30分~1時間の昼寝をすれば、体も頭も充分な休息が取れるのです。
翌日に30分も眠る時間がないということは無いでしょう。
前日の夜に充分な休息を取っておけば、
昼に長時間寝てしまうことはありません。
それで昼と夜とが逆転していまうことはありません。
眠らなければならないと思うほど、人間は眠れなくなります。
僕は「まだ眠っちゃいけない。せめてもう少し凝りをとってから寝ないと・・・」と思うようにしています。
無理に寝入ろうとしないことです。
「今日眠れなくても、明日眠れば良い」と思うことが大切です。

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コメント

私は会社退職しました!クレーム処理で突然スイッチを切ったのも水も使えない数字が読めない11年戦って不眠症は五年くらいです!今は不眠症と副作用の苦しいおまけつきです

投稿: ひこ | 2007.12.31 20:49

 ひこさん、コメントありがとうございました。
 そうですか。5年目ですか。
 僕は9年ぐらいでした。
 でも、この方法でほんの1週間で治りました。
 確かに、時々一日ぐらい眠れない日はあります。
 でも、二日続けて眠れないことはなくなりました。
 ひこさんの不眠症が治りますように、祈っています。

投稿: 賢治 | 2008.02.10 10:17

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